ねこには発情期があります。
発情期にはいつもと違った行動を見せ、
その大半が人間にとっては、あまり嬉しくないものが多いです。
ここでは、ねこの発情のメカニズムと発情期の行動を
オスとメスに分けて説明していきます。
オスはメスに比べて、少し遅く
大体、生後1年〜から交尾ができるようになります。
ですが個体差があって、ひなのねこ場合
発情したファル(メス)がいたため
ラファ(オス)はまだ9ヶ月でしたが、発情したので
1歳未満だからと言って、発情しない保障はないので注意が必要です。
オスはメスと違って特定の「発情期」というものがなく
発情したメスのフェロモンに誘発されて発情します。
つまり発情したメスが近くにいればいつでも
発情する可能性があるということです。
またメスがいないおうちでも、
近くの公園やおうちなど気付かないところで
発情しているメスがいて、発情するオスも多いです。
発情期になると、オスは大きな声で鳴き、
トイレのしつけに関係なく
自分の存在とテリトリーを誇示し、
メスを招き寄せる役割もあると言われている
スプレー行動(尿マーキング)を起こすようになります。
スプレーするときは、腰を高くあげしっぽをピンと立て
垂直に立ったまま、独特のきつい匂いがする
おしっこを壁やカーテンなどに飛ばします。
おしっこの量は少量のことが多いですが
普通のおしっこのようにたくさんの量をスプレーするコもいます。
コンセントなどにスプレーしてしまった時は
火事になる可能性やねこが感電する可能性もあるので注意してくださいね。
このおしっこ、かなり臭いです・・・。
ひなは朝起きたら、ラファにお気に入りのクッションに
スプレーされていたことがあります。
泣きそうになりながらキッチンへ行ったら
キッチンのコンロの周りにもスプレーされていて
更にショックを受けました(;xノ|柱|
洗濯をしたり、拭いてもニオイがとれず
また、ニオイが残っていると
同じ場所にスプレーされてしまうので
かなり念入りに処理をしなければなりません。
発情中のオスはメスの発情がおさまって
発情が終わるまでこのような行動を繰り返します。
メス猫はオス猫に比べて早く、大体生後8〜9ヶ月で発情がはじまります。
(これも個体差があります。)
ねこの発情期は日照時間に影響を受けるという説が多く
成猫のメスだと日照時間が一日12〜14時間を越えると発情しやすくなり
春から秋に起こることが多いです。
しかし、夜でも電気がついている部屋に住んでいる
家ねこのコは日照時間があまり関係ないので
1年中発情する機会があります。
メスの発情は発情前期・発情期・発情間期に分かれ
それぞれの時期に違った行動を示します。
若干の行動の変化が見られ、飼い主に甘えてすりよってきたり
頭をこすりつけてきたりする行動が見られます。
個体差もありますが、食欲が少なくなったり
トイレのしつけが終わっていても
トイレ以外の場所でおしっこをしてしまったり
発情の兆候を示しますが、この時期はまだオスを拒否します。
この時期になると、発情前期の活動が更に活発になり
独特の色っぽい?声で鳴き、
前かがみになり、足踏みしながら
おしりをふりふりダンスをしたりします。
この時期には妊娠が可能で
気にいったオスがいれば受け入れます。
大体この時期が7〜10日続きます。
ねこは交尾排卵動物で、交尾することによって排卵します。
つまり交尾すれば、ほぼ妊娠します。
また、発情中のメスねこは交尾すれば
その後4日ほどで発情が終了しますが
この間、別のオスと交尾すれば父親の違う子猫も妊娠します。
猫の発情は犬と違い、出血がまったく見られません。
陰部から出血がみられる場合は病気の可能性が高いので
早めに動物病院で診察を受けましょう。
発情行動が消え、オスも受け入れません。
発情期に交尾してなかったり、交尾しても排卵が起こらなかったコは
7〜14日この時期が続き、また発情前期に入っていきます。