ねこのお手入れ

icon ねこのお手入れをしてあげることは、
ねこをキレイにしてあげるだけでなく
直接ねこに触れることで健康状態がチェックでき、
ねことコミュニケーションもとれるいい機会になります。

色々なお手入れがありますが
お手入れの種類別に説明していくので
あなたと暮らす猫もキレイにしてあげてましょう♪

ブラッシング

ねこのきもち「みんなでつくる猫種/柄図鑑」

icon ブラッシングは猫の見た目をキレイにするだけでなく
皮膚のマッサージにもなり、毛玉防止や
血行、毛づやをよくするする効果もあります。
特に長毛種の猫には必須です。

ブラシの種類

icon まず、ブラッシング用のブラシを調達しましょう。
タイプが色々あるので猫種や猫の毛質で選びましょう。
何種類かあると使いやすいです。

コーム

ノミ取りぐしなどでよく見られる、
金属製のクシ。
粗目と細目が半々に
なったものがベンリです。
ブラッシングの仕上げなどに使います。

ラバーブラシ

とかす部分がゴム素材でできていて、
浮いた毛をとり
マッサージ効果もあります。
ブラシの歯が短いので短毛種むき。
グローブタイプのものもあります。

ピンブラシ

毛先が丸く、針金が太いので
皮膚を傷めず、
マッサージ効果もあります。
毛のもつれとりや
抜け毛とりに向いています。

スリッカーブラシ

曲がった細い針金がついていて、
抜け毛や、もつれ毛をとるのに
適しています。
長毛種や、
毛の生え変わる時期にベンリです。

獣毛(ツヤ出し)ブラシ

動物の毛でできたブラシで、
毛つやをよくする効果があります。
毛の間隔の違いや、毛の長さなどで
いろいろな種類があって
値段が少し高めです。

ブラッシングの仕方

icon ブラッシングはスキンシップのためにも定期的にしてあげましょう。
春と秋の換毛期は抜け毛が多いので、とくに念入りに行いましょう。

猫種別のブラッシングの仕方を紹介します。

短毛種の猫のブラッシング

長毛種のように毛がもつれたりすることがないので
2〜3日に1回くらいブラッシングをしてあげましょう。

背中からしっぽに向かって力をいれすぎないようにブラッシングします。
次にお腹やわき腹もブラッシングします。
コームで整えながらノミやノミの糞がないかをチェックしてあげましょう。

長毛種の猫のブラッシング

基本的に毎日ブラッシングをしてあげましょう。
毛がもつれて毛玉ができやすいので念入りに
ブラッシングをします。

全体の毛をかきわけ、毛の流れにそってとかします。
もつれているところがあれば
皮膚を引っ張らないように毛の根元を押さえ、
コームで毛先をほぐします。

仕上げにコームでスムーズになるまでとかします。
お腹や内股はねこを仰向けにしてとかすと
やりやすいです。

シャンプー

icon ねこは元々キレイ好きで、自分で毛づくろいも
よくしているので、室内飼いの短毛種のコなら
基本的にシャンプーはそんなに必要ではありません。

長毛種のコはどうしても毛が汚れるので
月に1回くらいはシャンプーをしてあげましょう。
でも、あまりシャンプーをしすぎても、
皮膚の脂分が落ちすぎて
皮膚トラブルの元になったりするので気をつけましょう。

猫のシャンプーの仕方

icon まず、シャンプー中にねこが暴れたときねこを傷つけないように
シャンプーをする人間の爪を切りましょう。

1.ブラッシング

icon シャンプーの前に必ずブラッシングをしましょう。
毛のもつれや毛玉があるまま濡らしてしまうと
固まってほぐれなくなってしまいます。
また、たくさんの抜け毛が流れると
排水溝のつまりなどにもつながってしまいます。

2.体を濡らす

icon ブラッシングが終わったら、ねこの体を濡らしましょう。
ぬるま湯を、おけなどに用意しておいて
おしりの方からゆっくり慣らしていきます。

シャワーの場合はシャワーのヘッドをねこの体に近づけて
水圧にびっくりしないようにしてあげましょう。
シャンプーがしやすいように
たっぷりと体を濡らしておきましょう。

3.シャンプーをする

icon あらかじめ、ぬるま湯で薄めておいたシャンプーで
ねこの体を指先でもむようにして洗いましょう。

長毛種のコは先に1度さっと洗って大体の汚れを落としてから
2度洗いをしましょう。

頭や顔は猫の目にシャンプーが入らないように気をつけながら
少しずつ洗います。耳に水が入らないように頭にお湯をかけるときは
手で耳をおさえながらゆっくりかけましょう。
顔はスポンジを用意しておくと上手く洗えます。

4.すすぎをする

icon 鼻に水が入らないようにアゴを上に向けて
背中の方にむかって流していきましょう。

すすぎ残しがあると皮膚トラブルの元になるので
丁寧にしっかりとすすぎましょう。

5.タオルドライ

icon ねこの身震いである程度、水が飛んだら
タオルでしっかりと拭きましょう。
長毛種はゴシゴシ拭くと、毛が絡まるので
毛並みにそって押すように拭いていきましょう。

6.ドライヤーで乾かす

icon 短毛種はタオルドライをしっかりすれば
自然乾燥でも構いませんが
長毛種のコはドライヤーをしましょう。

毛の根元が乾きにくいので、根元に風をあてながら乾かします。
一箇所にずっと風をあてると、
ヤケドをしてしまことがあるので注意しながら
カゼをひかないように完全に乾かしてあげましょう。

icon ねこは大体、シャンプーもドライヤーも大嫌いなコが多いので
(ひなのところは、みんな大嫌いです・・・) どうしても無理そうなときは
トリマーさんなどの専門家に頼んだ方が無難かもしれません。

ツメのお手入れ

icon 本来、爪はねこの大切な武器なのですが
室内で暮らすねこは、爪が伸びすぎると肉球にささってしまったり、
カーテンなどにひっかかって折れてしまこともあり危険です。
そして、人間も抱っこするときに痛いです・・・。

ひなのところのらぃちゃんは、なぜかひなが靴を履いていたり
トイレのお掃除をしていたり、しゃがんでいると肩まで登ってきます。
しかも、助走をつけて爪を使って登ってくるので
爪を切っていないと、ものすごく痛いです(;xノ|柱|

らぃちゃんみたいなねこは稀だと思いますが
爪きりはしっかりしてあげましょう。

ツメの切り方

ねこの爪の血管の位置 icon まず、ねこを膝に抱っこします。
ねこの手をもって、肉球を軽く押すと爪が出てきます。

爪が出たら、爪の先の部分をねこ用の爪きりで切ります。
この時に、爪の根元にある血管を切らないように気をつけましょう。
爪の根元の赤く透けている部分が血管です。

もし、切ってしまって出血してしまったら
コットンなどで止血し、なかなか出血が止まらないようなら
ペットショップなどで売っている止血用パウダーを塗ってあげましょう。

ものすごくねこが嫌がる場合は
無理に全部の爪を切ろうとせず
1日1本ずつでもよいので少しずつ慣らしていきましょう。
(ひなのところはみんな、爪きりが嫌いなので寝ている時などに、こっそり切っています・・・)

目のお手入れ

icon 目ヤニが出ているときは湿らせたコットンや
ウェットテッシュで優しく拭いてあげましょう。

ヒマラヤンやペルシャなどの鼻の低い猫種は
目ヤニや涙がでやすいです。
放っておくと「涙やけ」といって涙の成分で毛が変色し
赤茶色に変色してしまいます。
マメにお手入れをしてあげましょう。

耳のお手入れ

icon 耳の汚れをチェックしましょう。
キレイなコは特に耳掃除は必要ないですが
黒く汚れているコは、綿棒やコットンで見える範囲の
汚れを優しくとりのぞきます。
奥まで入れると危ないのでやめましょう。

耳のお掃除には専用のローションやパウダーが売っています。
これは、ねこの耳に液体やパウダーを入れて
耳をもんであげると、汚れが浮き上がってきます。
そのあとはねこが勝手に、顔をぷるぷるして
汚れが飛んでいっておしまいです♪

あまりに耳が汚いときは耳ダニなどの病気も考えられますので
獣医さんに見てもらいましょう。

歯のお手入れ

icon ねこの歯も何もしなければ、歯石がつきます。
ひどくなると、歯周病などになってしまい、
その場合、動物病院で全身麻酔で治療することになってしまいます。

歯磨きの仕方

icon 歯磨きは大体、週に2〜3回程度行うとよいです。
できれば子猫のうちから、口を触ることに慣れさせておくとよいです。
最初は、指を口に入れて遊ぶカンジで軽く歯肉のマッサージをします。
慣れてきたら、指にガーゼなどを巻き、軽くこするカンジで歯磨きをします。

ものすごく慣れているなら
猫用や子供用の歯ブラシで磨いてあげると、なおいいです。

icon どうしても歯磨きが無理な場合は
口の中にたらすだけで口内洗浄ができるものや
歯磨きガムなどを使ってみましょう。

普段から硬いものを食べていると、歯石がつきにくくなるので
ドライフードを主食にすることをオススメします。