猫の避妊と去勢

icon ねこの発情で発情期の猫について説明しましたが
ねこの発情期の行動には、きっと多くの方が困ることになる思います。
更にねこにとっても、交尾をすることがない環境で
発情期が来ることはストレスにもなるし
生殖器系の病気にかかる可能性もあります。

これらの理由で健康な体にメスを入れることには抵抗があると思います。
でも、ねこの発情期のストレスは多大なるものです。
また、発情期にはねこは外へ出たがるので
脱走し、妊娠するという可能性もないわけではありません。

ねこと暮らしていれば、必ず直面する問題なので
どうすることがあなたと暮らすねこにとって1番幸せなのか
よく考えてみましょう。

避妊と去勢の時期と費用

ねこのきもち「みんなでつくる猫種/柄図鑑」

icon メス猫の避妊手術とオス猫の去勢手術のタイミングや費用は、
それぞれ異なるのでメスとオスに分けて、
手術の費用やタイミングについて解説します。

メス猫の避妊手術

icon メスねこは大体、生後6〜10ヶ月くらいで
子供が産める体になっていきます。
避妊手術の時期は、1回目の発情が来たあとの方がいいと言われています。

手術の費用は大体2万5千円から3万円くらいが目安で
開腹手術になるので、入院が必要なことが多いです。

オス猫の去勢手術

icon オスねこは大体生後6〜10ヶ月を目安に去勢手術を受けるとよいです。
1度、交尾を経験したオスだとスプレー行為などが残る可能性があります。

手術の費用は1万5千円〜2万円くらいが目安で
開腹せず、睾丸をとる手術なので日帰りできる病院が多いです。

手術後のメリット・デメリット

icon 手術後のメリットとデメリットについて解説します。

避妊手術後のメリット

icon ホルモン系の病気にかかる可能性が低くなります。
icon 子宮蓄膿症
icon 卵巣腫瘍
icon 乳腺腫瘍などの病気

icon 発情期の行動がなくなる可能性が高いです。

icon 発情期のストレスがなくなります。

去勢手術後のメリット

icon ホルモン系の病気にかかる可能性が低くなります。
icon 前立腺の病気
icon 精巣・肛門周辺の腫瘍などの病気

icon 発情期の行動がなくなる可能性が高いです。
スプレー行為は去勢後90%のコがしなくなると言われています。

icon 発情期のストレスがなくなります。

デメリット

icon 麻酔・手術の危険

全身麻酔を伴う手術の為、
麻酔薬に対するアレルギー反応などのリスクを伴います。

icon 太りやすくなる

手術前に比べて太りやすくなる傾向があります。
でもこれは、適度な運動と適切なごはんで解決できます。

icon 避妊・去勢手術を受ける場合は
まず動物病院へ電話などで確認をし、獣医さんの指示に従ってくださいね。

ヒトと愛猫の生活情報誌「ねこのきもち」