ねこには、与えると中毒を起こしたり、最悪の場合は死にいたる、危険な食べ物があります。
誤って食べさせてしまうことのないように気をつけましょう。
玉ネギ・長ネギ・ニラ・ニンニクなど
ネギ類に含まれるアリルプロピルジスファイドなどの物質が
赤血球を破壊し、溶血性貧血を起こし、
量によっては死に至ることもあります。
加熱しても毒性が変わらないため、
ハンバーグやお味噌汁などの食べ残しなども注意。
粉末やエキスなどもダメです。
チョコレート・ココアなど
カカオに含まれるテオブロミンが中枢神経を刺激し
下痢・嘔吐・痙攣・てんかんなどの症状を引き起こし
ひどい場合には死に至ることもあります。
酔いの症状を起こし、最悪の場合、昏睡により死に至ります。
5.5〜5.6ml/kg飲むと致死量に達すると言われていて
アルコール度数10%のお酒なら約50cc/kgで致死量に達してしまいます。
光過敏症の原因となります。
被毛の少ない耳に症状がでやすく
激しいかゆみや腫れが起こります。
また、有毒成分により、組織が壊死してしまい
耳が落ちてしまうことも・・・。
生のまま摂取するとチアミナーゼという酵素が
ビタミンB1を分解して、ビタミンB1欠乏症を
発生させる恐れがあります。
チアミナーゼは加熱すれば効力が失われ、安全ですが
お料理中やお刺身など、ねこが食べてしまわないよう
気をつけましょう。
緑茶・紅茶・コーヒー・コーラなどに含まれるカフェインを
ねこは分解できないため、カフェイン中毒になる恐れがあります。
生卵の白身成分がビタミンBの吸収を妨げるため
ビタミンB欠乏症になり、皮膚炎や結膜炎を起こす恐れがあります。
加熱したものなら大丈夫です。
ねこは牛乳に含まれる乳糖を上手く分解できないため
下痢を起こしてしまいます。
まれに飲んでも大丈夫なねこちゃんもいるようですが 一般的にはオススメできません。
猫用のミルクが売っているので、あげるときは
猫用ミルクを使いましょう。
人間の食べ物は基本的に、ねこの食べ物より
塩分が多く、味も濃いものが多いです。
よく、食事をするとき、ねこが欲しがるので
自分の食事をねこに与えながら食べたりする人を
見かけますが結果、ねこに病気を誘発する要因となり
ねこに苦痛を与え、高い治療費も強いられることとなります。
可愛いからと言って、安易にねこに人間の食べ物を与えるのはやめましょう。